Jw_cad掲示板に書き込まれたコメントを外部変形ファイルにする方法
外部変形終了後ストップしない設定
「続行するには何かキーを押してください . . .」を表示させない設定は外部変形がうまく動作している場合のみ。あれ~、取り消し線が作図されない~って人は変更しちゃダメです。
この動作の命令はスクリプト12行目の ”pause”って文字。一旦ストップ!みたいな感じ。
この文字を削除してもいいんだけど、何かのトラブルでもう一度pauseさせたい時に呪文を思い出せないので半角の : (コロン)をpauseの前に記入する。 この「:」はBATファイル内で「この行は無効です」って意味なので便利。 この「:ナンタラ」はラベルと言って GOTO 文と対で使うものなんだけど、ここでは GOTO 文が無いので反則的にコメントアウトとして使える。(※ご指摘を受け修正)
でも他の部分で使わないでね。詳しくはBATファイルの教本かウエブで。
上書き保存して外部変形をもう一度実行してみてコマンドプロンプト窓がすぐに消えたら成功。
途中の数値入力を省略
使っていくうち「突出寸法の指定」と「2重線間隔の指定」は特に変更しないでいいなぁ。外部変形の途中で出ないようにできないかぁ…ってのが以下の変更。
スクリプトの6行と7行が数値入力の行。
pause の時と同じように削除しないで無効にすればいい。
では、どのようにするかというと REM #c と REM #c2 それぞれの間に半角空白(全角空白でも可)を記入するだけ。
Jw_cadの説明には「#が10バイト以降の場合は無効」と記載されているのでREMの後に半角空白を8個以上記入すればO.K
アチキは10バイトって何?方面なので「これくらい入れとけば大丈夫だろう!」って感じで多めに入れてる 😳
標準の突出や間隔を変更する
スクリプトの内容は詳しくないので変更はここまで…と、思ったが、今回はたまたま理解できたので追加説明。引き続きTeraPadで変更してみた。
17行目の
tuki=0.5 #突出寸法デフォルト値
が、文字からどのくらいはみ出して線を記入するかの設定。
tuki=0.5 の 0.5 を半角で変更する。
18行目の
kankaku=1.0 #2重線間隔デフォルト値
が、2重線の間隔。
kankaku=1.0 の 1.0 を半角で変更する。
それでは変化がわかるように大げさに数値を大きくしてみよう。
tuki=10.5 #突出寸法デフォルト値
kankaku=11.0 #2重線間隔デフォルト値
スミマセン、調子に乗りすぎました。これじゃ取り消し線じゃありません。数値変更は慎重に。
おしまい。
“Jw_cad掲示板に書き込まれたコメントを外部変形ファイルにする方法” に対して2件のコメントがあります。
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その手があったか!!
「:」はそういう意味ではなくて、ラベルなんですよ。
「:EXE」とか「:END」というのがサンプルファイルや皆様のバッチファイルに出てきたりしますが、あれは「goto END」という呪文と対になっています。「:」の後には好きな言葉を書けます。もちろん嫌いな言葉でも構いません。
注釈行・コメント行に相当する呪文はまさに目の前にある「REM」であり、MS-DOS(やWindows)はその行を無視します。何を書いてもエラーを出しません。しかし外部変形実行時に限ってはjw_cadがその行を読みに行きますので、あんまり変なことを書くのも混乱の元。「:」を使うのもひとつの方法ですね。
ただし既に「:pause」というラベルが使われていたら別の問題が発生します…。
あー、間違って覚えてた! ご指摘ありがとうございます。
私がDOS版の外部変形BATファイルを編集し始めた時だと思うのですが、「goto文の対になっていなければ : がコメントアウトとして使える」だったか「pauseの前に : を付けて確認してみて」…みたいな書き込みを読んで : を使い始めたんだと思います。
ラベルとしても私は : を実際に使用していたので知っていたはずなんですが、外部変形BATファイルの無効文として : で使い続けていたので「コメントアウト」と混同してたんでしょうね。